寂と瞬く混成体


友人と直島旅行へ行って来た。
直島周辺の瀬戸内旅行は今回で2回目。前回が岡山からの船だったので、今回は飛行機で香川に飛び、高松港から船で向かった。


1度目の旅行で一番心に響いたのは豊島美術館だったが、今回2度目で改めて一番印象に残ったのはベネッセハウスミュージアムであった。
2泊3日のうち、1泊目は小豆島の旅館に、2泊目は贅沢にベネッセハウスミュージアムに宿泊した(先日のハッカソンでの優勝金があったので)。
ベネッセハウスミュージアムに宿泊すると、他の観光客がいない朝と夜にも閲覧することが出来る。
建物は窓が広く、屋外作品もあるため、外光によって作品の見え方が大きく変わり、朝と夜ではその影響が顕著になる。
普段楽しむことの出来ない時間帯かつ自分達のみの静かな状況での美術鑑賞は、作品をとても身近に感じ贅沢に味わうことが出来る。


「美術館に泊まる」というコンセプトは本当に素晴らしく、世界的にも同じレベルでの類を見ない。美術作品が好きな自分には世界一の宿泊施設とさえ思いたくなる。
時間とお金に余裕があるならば、ぜひミュージアム棟(またはオーバル棟)への宿泊をお勧めしたい。


高松市内から空港へ向かうバスの中で、ふと外を見ると大きな石の塊を目にして、「あれはイサムノグチの作品のはず!?」と思い出す。
飛行機の出発までに時間があったので友人を空港で待たせて一人で駆け足で見に行った。やはりそうで、イサムノグチの TIME AND SPACE だった。
以前どこかでチラッと見た写真と全く違う情景でも(撮影された季節も時間帯も違ったのだろう)、すぐに気付けたのは彼の作品のもつ素晴らしさだと思う。